修復車(事故車)とは?

世間一般では交通事故などで損傷を受けた車両を「事故車」と呼びますが

自動車業界では「修復歴車」と呼びます。

 

修復車の定義と致しましては「事故などにより自動車の骨格に修復歴・歪み等があるもの。」と定義されます。

その為、事故でドアを損傷しても骨格まで損傷が到達していなければ、交換・補修をしても「修復車」とは呼びません。

素人でも修復歴は見抜けるか?

これに関しては非常に難しいと言えます。

しかしながらある程度、これは怪しいのじゃないかという判断までは可能だと思います。では、具体的にどのように見ていけば良いか説明して行きましょう。

少し離れて車全体のバランスを見る

ここで一番注意して見て頂きたいのが

 

・ボンネットとフェンダーの隙間が左右均等か?

 

 ボンネットが開くタイプの車であれば、正面から見た際、フェンダーとの隙間が数ミリあります。通常、当然ですが左右の隙間は均等になってます。しかし、何らかの理由でフェンダーを外した場合、微妙に左右の隙間の間隔が違ってくる場合があります。車のリアに関しても同様にパネルの隙間の間隔をチェックする事は非常に有効です。

 

ボンネットを開けてサビが無いかチェックする。

自動車のボンネット内はサビを防ぐため防錆剤が塗装してあります。事故などで衝撃を受けた際、防錆塗料が剥がれ、そこからサビが起こる場合があります。このような症状があった場合は要注意です。事故の可能性を疑って下さい。

 

 

こちらに関しても、サビがあるから即修復車というものでは無く、バッテリー液漏れ、工具を落して塗装が剥げたという事も考えられますのでご注意下さい。

 

パネルの接合部をチェック

ボンネットを開けて中を見て頂くと分かりますが、通常自動車のパネル接合方法は2つです。

 

・ボルトによる接合 (例 フェンダーなど)

 

・スポット溶接 (フレームなど)

 

上記2通りのどちらか、あるいは両方を使って接合しています。

 

まず、ボンネットを開けて左右にフェンダー接合部があります。見てすぐにわかりますが、ボルトでフレームと接合してます。ボルトもボディー同色で塗装されていますが、これを外そうとするとどうしてもボルト角の塗装が剥がれます。そこをチェックして下さい。回した跡がある場合は次のチェックポイントに移ります。

 

 

次にチェックするのがスポット溶接跡です。ボンネット内を見ると分かりますが、直径3~5mmの円形の溶接跡が沢山見てとれると思います。これがスポット溶接です。

 

 

重要なのはこの溶接跡の形状位置です。通常メーカーで施工されるスポット溶接は全て大きさ・深さが均等です。また、左右で車を分けた場合、必ず左右の溶接位置が対称となるように施工されてます。

ここが違っていたり、溶接跡にサビがあるような車は「修復歴車」と見るべきです。

 

 

上記の3点について疑問を感じた場合は営業担当者にきちんと確認し、納得出来なければ購入を見送る事も重要です。

 

最後になりましたが、とにかく色んなクルマを見て下さい。特に修復車は一度自分の目で見る事が重要です。見た事ない物を判断するのは難しいです。もし、展示場内に修復車が1台でもあれば、実際見て、営業マンに修理個所などの話を聞いてみれば良いと思います。

 

良く優良店の基準を誠実さであったり、店の清潔度を基準にすべし、みたいな事が

言われますが、タチの悪い店でも誠実そうに振る舞いますし、綺麗にしてます。明らかに不誠実です、みたいな営業マンは皆無です。要は、そのような事で判断出来れば騙される人はいないと言う事です。敵は考えてる以上にウワテです。最終的に大事なのは、自分の目です。クルマを見る目・人を見る目、これらを重要視して下さい。